【2013年パリーグ1stステージ】埼玉西武ライオンズ-千葉ロッテマリーンズ

2013年のパリーグのクライマックスシリーズ1stステージは3位の千葉ロッテマリーンズと2位の埼玉西武ライオンズが対戦した。両チームの対戦は組み合わせは2010年の1stステージ以来2度目の対戦。前回と同じく、西武ドームでの開催となった。

西武vsロッテ 第1戦

<西武ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 1 0 2 1 1 1 0 5 0 11 0 0
西武 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 7 0

開始13:01 終了16:26 3時間25分 32,880人

勝:西野(1勝0敗)
負:岸(0勝1敗)
本:[ロ]井口1号(1回1点岸) [ロ]サブロー1号(4回1点岸) [ロ]加藤1号(8回3点増井) [西]中村1号(5回1点古谷)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 根元 6 2 2 0 0 1
(中) 岡田 5 2 0 0 0 0
(一) 井口 4 2 3 0 0 1
細谷 0 0 0 0 0 0
(三) 今江 4 2 1 1 0 0
(右) 角口 4 1 0 0 0 1
走左 加藤 1 1 3 0 0 0
(左) サブロー 3 2 1 1 0 1
走右 清田 1 1 0 0 0 0
(指) ブラゼル 5 0 0 0 0 2
(遊) 鈴木 5 1 0 0 0 0
(捕) 里崎 3 2 1 0 1 0
田村 1 0 0 0 0 0

<西武>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) ヘルマン 3 0 0 1 0 0
星孝 0 0 0 0 0 0
(二) 片岡 4 1 0 0 0 2
永江 0 0 0 0 0 0
(左) 栗山 2 0 0 1 1 0
(一) 浅村 4 1 0 0 0 0
(中) 秋山 4 1 0 0 0 0
(指) 中村 4 1 1 0 0 1
(右) 坂田 4 2 0 0 0 1
(捕) 炭谷 1 0 0 0 0 0
打捕 上本 1 0 0 0 0 0
金子 1 0 0 0 0 0
(遊)三 鬼崎 3 1 0 0 0 0

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
4 1/3 古谷 19 6 1 1 1 1
1 2/3 西野 5 0 0 0 1 0
1 カルロス・ロサ 3 0 0 0 0 0
1 4 0 1 0 1 0
1 藤岡 4 1 0 0 1 0

<西武>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 23 8 0 0 4 5
2/3 大石 5 2 1 0 1 1
1/3 高橋 1 0 0 0 0 0
2 増田 14 6 1 1 1 5
1 十亀 3 0 0 0 0 0

戦況

ロッテは古谷、西武は岸が先発。ロッテは初回に井口のソロ本塁打で先制し、井口はその後3回に犠飛と5回に適時打など2安打3打点を挙げ、8回には加藤がCS初打席で3ラン本塁打など5点を挙げた。西武打線は5回の中村のソロ本塁打の1点だけで、4回に無死一、二塁で浅村が併殺打に倒れ、5回には中村の本塁打の後に1死満塁とするが片岡と栗山が凡退した。ロッテは今シーズン3勝9敗と相性が悪かった西武ドームで先勝。勝利投手の西野は、育成出身選手としてはCS初の勝利投手となった。ロッテ打線はプレーオフ1試合最多となる16安打11点でファイナルステージ進出に王手をかけた。

西武vsロッテ 第2戦

<西武ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0
西武 2 2 1 3 5 0 0 2 × 15 20 0

開始13:01 終了16:17 3時間16分 33,914人

勝:岡本洋(1勝0敗)
負:松永(0勝1敗)
本:[西]片岡1号(2回2点松永) [西]栗山1号(4回3点藤岡)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 根元 2 0 0 1 0 2
細谷 1 0 0 0 0 0
(中) 岡田 3 0 0 0 0 0
伊志嶺 1 1 0 0 0 0
(一) 井口 2 0 0 0 0 0
福浦 2 1 0 0 0 1
(三) 今江 3 0 0 0 0 0
(右) 角中 2 1 0 0 0 0
清田 1 0 0 0 0 0
(左) サブロー 2 1 0 0 0 0
加藤 1 0 0 0 0 0
(指) ブラゼル 3 1 0 0 0 1
(遊)二 鈴木 3 1 0 0 0 0
(捕) 里崎 1 0 0 0 0 1
田村 2 0 0 0 0 0

<西武>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) ヘルマン 3 2 0 2 0 1
永江 1 0 0 0 0 0
(二) 片岡 3 3 3 0 0 0
打三 渡辺 2 1 0 0 0 0
(左) 栗山 3 2 5 0 0 0
打左 熊代 2 1 2 0 0 0
(一) 浅村 5 4 2 1 0 0
(中) 秋山 3 1 0 1 1 1
(指) 中村 4 1 2 0 0 1
走指 金子 1 0 0 0 0 0
(右) 坂田 3 1 1 1 0 1
星孝 1 0 0 0 0 0
斉藤 0 0 0 0 0 0
(捕) 炭谷 5 2 0 0 0 0
(遊)二 鬼崎 5 2 0 0 0 1

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
2 0/3 松永 14 7 0 1 1 5
2 2/3 藤岡 20 9 4 0 2 8
2 1/3 レデズマ 9 1 1 0 2 0
1 服部 6 3 0 0 0 2

<西武>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
9 岡本洋 30 6 1 0 5 0

戦況

1回、栗山のタイムリー二塁打で先制、栗山は4回にも3ランを放ち、チームは5回までに毎回得点で13点を挙げ、8回にも2点を追加し15点と打線が爆発した。投げては先発の岡本洋がロッテ打線に二塁を踏ませない6安打1四球の内容で、シーズン公式戦を含めて初の完封勝利。ロッテは1回、無死一塁として岡田にセーフティーバント失敗後に併殺打となるなど、この試合は4併殺で前日の長打攻勢とは逆に打線が沈黙した。西武は、2004年以降のプレーオフ・CSでの対ロッテ戦初勝利を挙げた。前日とは逆に西武が先発全員安打でプレーオフ新記録となる20安打で勝利。1勝1敗のタイとした。

西武vsロッテ 第3戦

<西武ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 0 0 0 1 1 0 2 0 4 7 0
西武 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 8 1

開始13:02 終了16:03 3時間1分 33,882人

勝:唐川(1勝0敗)
負:牧田(0勝1敗)
セーブ:益田(1セ)
本:[ロ]鈴木1号(5回1点牧田) [ロ]井口2号(6回1点牧田)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 根元 5 1 0 0 0 2
(中) 岡田 3 0 0 0 1 1
(一) 井口 3 1 1 1 0 1
(三) 今江 3 1 0 1 0 0
(右) 角中 4 1 2 0 0 1
走右 清田 0 0 0 0 0 0
(左) サブロー 2 0 0 2 0 0
走左 加藤 0 0 0 0 0 0
(指) 福浦 2 1 0 0 0 0
打指 伊志嶺 1 1 0 0 0 0
打指 ブラゼル 1 0 0 0 0 1
(遊) 鈴木 3 1 1 0 0 1
(捕) 里崎 4 0 0 0 0 1

<西武>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) ヘルマン 3 0 0 1 0 1
(二) 片岡 4 3 0 0 0 0
(左) 栗山 4 1 0 0 0 1
(一) 浅村 3 1 1 0 0 1
(中) 秋山 4 0 0 0 0 0
(指) 中村 3 1 0 1 0 1
(右) 坂田 4 1 0 0 0 0
(捕) 炭谷 3 0 0 0 0 1
金子 1 0 0 0 0 1
(遊) 鬼崎 3 1 0 0 0 1

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 0/3 唐川 21 5 2 0 4 1
2 6 1 0 0 1 0
1 カルロス・ロサ 4 1 0 0 1 0
1 益田 4 1 0 0 1 0

<西武>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 1/3 牧田 22 5 2 0 0 2
1 高橋 4 1 0 0 1 0
1 サファテ 4 0 0 1 2 1
0/3 涌井 3 1 2 0 0 1
1 2/3 ウィリアムス 5 0 0 0 5 0

戦況

これまでの2試合とは一転し、前半から息詰まる投手戦となった。ロッテが5回に鈴木のホームランで1点を先制。6回に井口のソロ本塁打で2点差とする。6回裏、西武はロッテの先発の唐川を攻めて、無死一、三塁とする。ロッテはここで先発唐川から内へと繋ぎ、浅村に犠飛が出て1点を返されるが、後続を抑えて1点差でロッテーガリード。西武は8回、1死一塁とされた場面で、シーズン終盤10連投でチーム8連勝の立役者の涌井を投入するが、盗塁と炭谷の悪送球により三塁まで進まれ、今江に四球を与えて一、三塁となり、迎えた角中への初球が甘く入り三塁打とされ、2点を追加され試合を決定づけられた。西武はロッテの7安打を上回る8安打を放つが、浅村の犠飛による1点に終わり、勝負所であと1本がでなかった。ロッテは2004年に導入されたプレーオフ以降に4度出場で、すべてファーストステージを突破となった。3位からの突破も2回目。また、ファーストステージは2010年から4年連続で3位のチームが勝ち抜ける結果となった。

コメント