【2012年セリーグ1stステージ】中日ドラゴンズ-ヤクルトスワローズ

2012年のクライマックスシリーズ、セ・リーグのファーストステージは、2位中日ドラゴンズと3位ヤクルトスワローズがナゴヤドームで対戦した。前年のファイナルステージと同じ組み合わせとなり、両チームの対戦は3度目の対戦となった。

中日vsヤクルト 第1戦

<ナゴヤドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 5 0
中日 0 0 0 2 0 1 3 0 × 6 11 0

開始14:00 終了17:11 3時間11分 31,146人

勝:中田賢(1勝0敗)
負:石川(0勝1敗)
セーブ:山井(1セ)
本:[ヤ]バレンティン1号(7回1点田島) [中]和田1号(4回2点石川)

打撃成績

<ヤクルト>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中) 雄平 3 0 0 0 0 3
打中 上田 1 0 0 0 0 0
(二) 田中 3 0 0 1 0 0
(左) ミレッジ 4 1 0 0 0 0
(右) バレンティン 4 1 1 0 0 2
(遊) 川端 2 0 0 2 0 0
(三) 宮本 3 1 0 0 0 0
(一) 畠山 3 0 0 1 0 0
(捕) 相川 4 2 0 0 0 0
(投) 石川 1 0 0 0 0 1
藤本 1 0 0 0 0 0
ロマン 0 0 0 0 0 0
福地 1 0 0 0 0 1
日高 0 0 0 0 0 0
松岡 0 0 0 0 0 0
七条 0 0 0 0 0 0
武内 1 0 0 0 0 0

<中日>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中) 大島 5 3 0 0 0 1
(二) 荒木 3 1 0 1 0 0
(三)一 森野 3 1 0 1 0 1
(一) ブランコ 3 0 0 1 0 1
ソーサ 0 0 0 0 0 0
山井 0 0 0 0 0 0
(左) 和田 4 3 3 0 0 0
走左 英智 0 0 0 0 0 0
(遊) 井端 3 0 1 0 0 0
(右) 堂上剛 3 1 1 0 0 1
走右 平田 1 1 1 0 0 0
(捕) 谷繁 3 0 0 1 0 2
(役) 中田賢 1 1 0 0 0 0
山崎 1 0 0 0 0 0
田島 1 0 0 0 0 1
浅尾 0 0 0 0 0 0
堂上直 1 0 0 0 0 0

投手成績

<ヤクルト>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
4 石川 17 4 2 0 4 2
2 ロマン 10 3 1 0 2 1
0/3 日高 3 2 1 0 0 3
1 松岡 5 2 0 0 0 0
1 七條 5 0 0 0 1 0

<中日>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 中田賢 18 3 0 0 5 0
1 1/3 田島 7 1 2 0 1 1
2/3 浅尾 2 0 0 0 1 0
2/3 ソーサ 5 1 2 0 0 0
1 1/3 山井 4 0 0 0 0 0

戦況

中日の先発は中田賢一、ヤクルトは石川が先発。中日は4回裏無死1塁から和田の2ランホームランで先制すると、6回裏には2死2塁から堂上剛の適時打で追加点を挙げ、7回裏には1死満塁から和田の適時打などで3点を奪ってダメ押しした。
中日先発の中田賢は5回を投げて被安打3・無四球・無失点。4投手の継投でヤクルトを封じ、中日が11安打6得点で快勝。ファイナルステージ進出に王手をかけた。
ヤクルトは先発・石川が制球に苦しむ投球で先制を許し、ロマン・日高・松岡の中継ぎ陣もそれぞれ失点。反撃もバレンティンのソロ本塁打の1点のみに終わり、後がなくなった。

中日vsヤクルト 第2戦

<ナゴヤドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ヤクルト 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 5 0
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1

開始14:01 終了17:27 3時間26分 33,852人

勝:館山(1勝0敗)
負:山内(0勝1敗)
セーブ:バーネット(1セ)
本:[ヤ」バレンティン2号(4回1点山内)

打撃成績

<ヤクルト>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(左) ミレッジ 3 0 0 0 1 1
押本 0 0 0 0 0 0
赤川 0 0 0 0 0 0
福地 0 0 0 0 0 0
(中) 上田 4 1 0 0 0 0
(三) 宮本 4 0 0 0 0 0
(右) バレンティン 2 1 1 2 0 0
(遊) 川端 3 0 0 1 0 0
(一) 畠山 4 1 0 0 0 1
バーネット 0 0 0 0 0 0
(二) 田中 4 0 0 0 0 0
(捕) 相川 4 1 0 0 0 0
(投) 館山 1 0 0 0 0 0
打左一 武内 2 1 0 0 0 1

<中日>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中) 大島 4 4 0 0 0 0
(二) 荒木 3 0 0 0 0 1
(三) 森野 4 0 0 0 0 0
(一) ブランコ 3 0 0 1 0 1
(左) 和田 3 0 0 1 0 1
(遊) 井端 4 1 0 0 0 0
(右) 堂上剛 2 0 0 2 0 0
(捕) 谷繁 4 0 0 0 0 1
(投) 山内 1 0 0 0 0 0
野本 1 0 0 0 0 0
田島 0 0 0 0 0 0
浅尾 0 0 0 0 0 0
山崎 1 0 0 0 0 1
山井 0 0 0 0 0 0
岩瀬 0 0 0 0 0 0
平田 1 0 0 0 0 0

投手成績

<ヤクルト>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
6 館山 26 4 4 0 3 0
2/3 押本 3 1 0 0 2 0
1/3 赤川 1 0 0 0 0 0
2 バーネット 6 0 0 0 0 0

<中日>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 山内 19 4 0 1 0 1
1 田島 4 0 1 0 0 0
1 浅尾 5 1 0 0 2 0
1 山井 5 0 2 0 0 0
1 岩瀬 3 0 0 0 1 0

戦況

ヤクルトが最少得点差を守りきる完封リレーで、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。
ヤクルトは館山、中日は山内が先発。ヤクルトは4回表、この回先頭打者のバレンティンが2試合連続となるソロホームランを放って先制。ヤクルト先発の館山は6回を投げて被安打4、4四球を与えながらも無失点の好投。更に3番手に第3戦の先発も予想された赤川を使い、守護神・バーネットを8回から投入する継投で、最後バーネットは2回を抑えて勝利した。中日は先発・山内が5回を被安打4、1失点と試合を作る投球をしたものの、打線は打撃好調の1番・大島が4安打を生かせず。大島・井端以外が揃って無安打に終わり、レギュラーシーズンで4敗を喫していた苦手の館山をこの日も攻略できなかった。

中日vsヤクルト 第3戦

<ナゴヤドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ヤクルト 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 6 1
中日 0 0 0 0 0 0 0 4 × 4 7 0

開始18:01 終了21:40 3時間39分 23,264人

勝:浅尾(1勝0敗)
負:山本哲(0勝1敗)
本:[中]ブランコ1号(8回4点バーネット)

打撃成績

<ヤクルト>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(左) ミレッジ 4 0 0 1 0 2
(二) 田中 4 0 0 0 0 0
(一) 畠山 4 1 0 0 0 2
赤川 0 0 0 0 0 0
山本哲 0 0 0 0 0 0
上田 1 0 0 0 0 1
(右) バレンティン 1 1 0 3 0 0
(遊) 川端 3 0 0 1 0 0
(三) 宮本 4 1 0 0 0 2
(中) 福地 4 1 0 0 0 0
バーネット 0 0 0 0 0 0
(捕) 相川 4 2 1 0 0 0
(投) 村中 1 0 0 1 0 0
押本 0 0 0 0 0 0
武内 1 0 0 0 0 1

<中日>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中) 大島 4 2 0 0 0 0
(二) 荒木 1 0 0 1 0 0
(遊) 井端 3 2 0 1 0 0
(左) 和田 3 0 0 1 0 0
英智 0 0 0 0 0 0
(一) ブランコ 3 1 4 1 0 1
(右) 平田 4 1 0 0 0 1
(三) 森野 4 1 0 0 0 0
(捕) 谷繁 4 0 0 0 0 0
(投) 山本昌 0 0 0 0 0 0
松井佑 1 0 0 0 0 0
川上 0 0 0 0 0 0
山崎 1 0 0 0 0 0
山井 0 0 0 0 0 0
堂上直 1 0 0 0 0 0
浅尾 0 0 0 0 0 0

投手成績

<ヤクルト>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 1/3 村中 22 4 2 0 2 0
2/3 押本 2 0 0 0 0 0
1 1/3 赤川 5 1 0 0 0 1
0/3 山本哲 1 0 1 0 0 1
2/3 バーネット 5 2 1 0 0 2

<中日>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
3 山本昌 14 2 3 0 1 1
2 川上 9 3 0 0 2 0
2 山井 10 1 3 0 3 0
2 浅尾 6 0 0 0 2 0

戦況

両チーム1勝1敗で迎えた第3戦は中日が終盤で逆転し、ファイナルステージ進出を決めた。中日はクライマックスシリーズの制度導入から、6年連続6度目のファイナルステージ進出となる。
ヤクルトが2回表、先頭打者の宮本が安打出塁すると、犠打と宮本の三盗で1死3塁の好機を作り、相川の適時打で先制。一方の中日は先発の山本昌を3イニングで早々に降板させ,継投を選択。2番手以降の川上・山井・浅尾が追加点を与えなかった。
中日は8回裏に安打と犠打、2四球で1死満塁とし、この試合は打順が5番に下がっていた主砲・ブランコが、第2戦で2回を投げたヤクルト守護神・バーネットから満塁本塁打を放って逆転に成功した。
なお、この試合で中日の山本昌は、自身が持っていたポストシーズンゲーム最年長出場記録を更新した(47歳2か月)。今季限りでの引退を表明していたヤクルトの福地は、この試合が現役最後の公式戦出場となった。また、この試合の観衆23,264人は、クライマックスシリーズの制度導入以降、セ・リーグの試合では観衆の最少記録となった。

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