【2014年パリーグ1stステージ】オリックスバファローズ-日本ハムファイターズ

2014年のパリーグのクライマックスシリーズ1stステージは3位の北海道日本ハムファイターズと2位のオリックスバファローズが対戦した。両チームの対戦は組み合わせは2008年の1stステージ以来2度目の対戦。オリックスバファローズは今回で2回目のCS進出となったが2度とも日本ハムとの対戦となった。

オリックスvs日本ハム 第1戦

<京セラドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
日本ハム 0 0 0 0 1 2 1 2 0 6 10 1
オリックス 0 2 0 0 0 1 0 0 0 3 5 0

開始14:00 終了18:01 4時間1分 35,889人

勝:大谷(1勝0敗)
負:岸田(0勝1敗)
セーブ:増井(1セ)
本:

打撃成績

<日本ハム>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(右) 西川 3 0 1 2 0 2
(二) 中島卓 4 1 1 0 0 0
(中) 4 0 0 1 0 3
(左)一 中田 4 2 0 1 0 1
(一) 小谷野 4 2 0 0 0 0
走左 杉谷 0 0 0 0 0 0
(三) 近藤 4 2 2 0 0 0
(指) ミランダ 3 1 1 1 0 0
走指 谷口 0 0 0 0 0 0
(遊) 大引 3 1 0 1 0 1
(捕) 大野 3 1 1 0 0 1

<オリックス>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 平野恵 3 0 1 2 0 1
(左) 坂口 4 1 1 0 1 0
(指) 糸井 4 0 0 1 0 1
(一) T-岡田 3 1 0 1 0 2
(遊) 安達 3 0 0 0 0 0
(右) 川端 4 1 1 0 0 0
(三) ヘルマン 4 1 0 0 0 2
(中) 駿太 2 0 0 2 0 0
(捕) 伊藤 3 1 0 0 1 2

投手成績

<日本ハム>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
6 大谷 27 5 3 2 7 3
2/3 宮西 4 0 2 0 0 0
1 1/3 クロッタ 4 0 0 0 0 0
1 増井 4 0 1 0 1 0

<オリックス>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
6 金子千尋 25 7 1 0 6 3
2/3 岸田 4 1 1 0 0 1
1/3 比嘉 1 0 0 0 1 0
2/3 佐藤達 7 2 3 0 1 2
1 マエストリ 4 0 1 0 0 0
1/3 中山 1 0 0 0 0 0

戦況

オリックスは金子、日本ハムは大谷の先発。2回裏、オリックスは2死満塁のチャンスを作ると平野恵の押し出し四球、さらに坂口の押し出し死球で2点を先制する。先発の金子は4回まで無失点に抑えていたが、日本ハムは5回表2死3塁のチャンスで大野の適時打で1点を返す。さらに6回表には2死1.2塁で近藤の適時打、さらにミランダの適時二塁打で逆転した。しかし、6回裏にオリックスは1死2塁から川端の適時打で1点を返し同点とする。金子、大谷共に6回でマウンドを降りた。7回表、日本ハムは2番手の岸田を攻めて1死1.3塁とすると中島卓のスクイズで1点を入れ勝ち越した。さらに8回表には無死2.3塁で近藤の犠飛、さらに2死満塁から西川の押し出し四球で2点を入れ試合を決めた。日本ハムはリリーフ陣が奮闘し、初戦に勝利。ファイナルステージ進出に王手を賭けた。対するオリックスは先発の金子が粘れずリリーフ陣も打ち込まれて、後がなくなった。

オリックスvs日本ハム 第2戦

<京セラドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
日本ハム 2 0 0 0 0 0 1 1 0 4 10 0
オリックス 0 0 0 0 0 1 2 3 × 6 5 1

開始14:00 終了17:32 3時間32分 36,012人

勝:馬原(1勝0敗)
負:谷元(0勝1敗)
セーブ:平野佳(1セ)
本:[日]ミランダ1号(7回1点佐藤達) [オ]T-岡田1号(8回3点谷元)

打撃成績

<日本ハム>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(右) 西川 4 2 0 1 0 2
(二) 中島卓 3 0 0 1 0 2
(中) 5 1 0 0 0 2
(左) 中田 4 0 0 1 0 2
(一) 小谷野 5 2 2 0 0 1
(三) 近藤 5 1 0 0 0 1
(指) ミランダ 2 1 1 2 0 0
走指 村田 0 0 0 0 0 0
(遊) 大引 3 1 0 0 0 1
稲葉 1 1 1 0 0 0
走遊 飯山 0 0 0 0 0 0
(捕) 市川 3 1 0 0 0 0
大野 0 0 0 0 0 0

<オリックス>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 平野恵 1 0 0 0 0 0
原拓 2 1 1 1 0 0
走二 岩崎 0 0 0 0 0 0
(遊) 安達 4 0 0 0 0 0
(指) 糸井 3 1 0 1 0 0
(一) T-岡田 4 1 3 0 0 3
(左) 坂口 3 0 0 1 0 0
(右) 川端 4 1 0 0 0 1
縞田 0 0 0 0 0 0
(三) ヘルマン 3 1 2 0 0 1
中村 0 0 0 0 0 0
(中) 駿太 2 0 0 1 0 0
(捕) 山崎勝 1 0 0 0 0 0
伊藤 1 0 0 0 0 1

投手成績

<日本ハム>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
6 2/3 上沢 24 3 1 0 4 3
1/3 クロッタ 2 1 0 0 0 0
2/3 谷元 6 1 3 0 1 3
1/3 鍵谷 1 0 0 0 1 0

<オリックス>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 2/3 ディクソン 23 5 2 0 6 2
2/3 佐藤達 6 3 1 0 0 1
2/3 比嘉 2 0 0 0 2 0
1 馬原 7 1 2 0 1 0
1 平野佳 4 1 0 0 2 0

戦況

オリックスはディクソン、日本ハムは上沢の先発で始まった。日本ハムは1回表に2死1.2塁のチャンスで小谷野の2点適時二塁打で先制する。6回裏、オリックスは2死2塁から原の適時打で1点を返す。日本ハム先発の上沢はこの回途中で降板した。7回表に日本ハムは先頭打者のミランダのソロ本塁打で1点を追加する。オリックスはその裏、2死2.3塁のチャンスでヘルマンの2点適時二塁打で同点に追いついたが後続が倒れ勝ち越せなかった。8回表に日本ハムは1死1.2塁のチャンスで今シーズン限りで引退する稲葉が代打で登場し、適時打を放ち勝ち越しに成功する。オリックスは8回裏に3番手の谷元を攻め、2死1.2塁から4番T-岡田がCSでの初ホームランとなる逆転3ランを放ち逆転に成功。9回を抑えの平野が締めてゲームセット。オリックスが球団初のCS勝利を挙げファイナルステージ進出に逆王手を賭けた。オリックスのポストシーズンの勝利は1996年の日本シリーズ第5戦以来18年ぶり。CSの連敗も3で止めた。対する日本ハムは3番手の谷元が誤算だった。

オリックスvs日本ハム 第3戦

<京セラドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 H E
日本ハム 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2 9 1
オリックス 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 7 1

開始18:00 終了22:17 4時間17分 32,588人

勝:クロッタ(1勝0敗)
負:平野佳(0勝1敗)
セーブ:増井(2セ)
本:[日]中田1号(10回1平野佳) [オ]駿太1号(1回1点メンドーサ)

打撃成績

<日本ハム>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(右) 西川 4 0 0 1 0 1
(二) 中島卓 3 0 0 0 0 1
(中) 5 0 0 0 0 3
(左)一 中田 5 1 1 0 0 1
(指) 大谷 5 0 0 0 0 3
(一) 小谷野 5 3 0 0 0 0
杉谷 0 0 0 0 0 0
(三) 近藤 4 1 0 0 1 1
(遊) 大引 1 0 0 1 0 0
稲葉 1 1 1 0 0 0
走遊 飯山 1 0 0 0 0 0
(捕) 大野 2 2 0 0 0 0
ミランダ 1 0 0 0 0 1
市川 1 1 0 0 0 0

<オリックス>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中)右中 駿太 3 2 1 1 0 0
(遊) 安達 4 1 0 0 0 0
(指) 糸井 5 0 0 0 0 1
(一) T-岡田 3 0 0 1 0 1
(左)中左 坂口 4 1 0 0 0 0
(右)左 川端 4 0 0 0 0 0
中村 0 0 0 0 0 0
(三) ヘルマン 4 2 0 0 0 1
縞田 0 0 0 0 0 0
(二) 原拓 2 0 0 1 0 2
(捕) 伊藤 3 1 0 1 0 1
岩崎 0 0 0 0 0 0

投手成績

<日本ハム>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 メンドーサ 20 3 4 0 0 1
2 鍵谷 7 1 0 0 3 0
1/3 白村 2 1 0 0 0 0
2/3 宮西 2 0 0 0 2 0
1 クロッタ 4 1 0 0 1 0
1 増井 4 1 0 0 0 0

<オリックス>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 1/3 西 26 6 2 1 6 1
1 2/3 佐藤達 5 0 0 0 2 0
1 馬原 4 1 0 0 1 0
2 平野佳 8 2 0 0 2 1

戦況

勝った方がファイナルステージに進出となる第3戦、オリックスは西、日本ハムはメンドーサが先発となった。1回裏、オリックスは駿太が先頭打者本塁打を放ち1点を先制する。その後は両先発投手の好投で点が入らなかったが、日本ハムは6回表、1死1.3塁のチャンスで代打稲葉が前日に引き続きタイムリーを打ち、同点に。オリックスは西をこの回途中で交代し、継投へ。両チームともリリーフ陣が好投し延長戦に入ると、10回表、先頭打者の中田が9回からイニングを跨いでいた平野からソロ本塁打を打って勝ち越しに成功。その裏を増井が抑え日本ハムが2年ぶりにファイナルステージ進出を決めた。オリックスは投手陣が粘ったものの、打線が2回以降沈黙し、2008年同様またも日本ハムの前にファイナルステージ進出を阻まれることになった。

コメント