【2014年セリーグファイナルステージ】読売ジャイアンツ-阪神タイガース

2014年のクライマックスシリーズ、セ・リーグのファイナルステージは、1位読売ジャイアンツと2位阪神タイガースが東京ドームで対戦した。2011年以来の組み合わせとなり、CSファイナルステージでは初の対戦カードとなった。CS全体では2010年の1stステージ以来の組み合わせとなった。

巨人vs阪神 第1戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
阪神 3 0 1 0 0 0 0 0 0 4 9 0
巨人 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 7 0

開始18:00 終了20:59 2時間59分 44,871人

勝:藤波(1勝1敗)
負:内海(0勝1敗)
セーブ:呉昇桓(1セ)
本:[神]ゴメス1号(1回2点内海) [巨]阿部1号(7回1点藤浪)

打撃成績

<阪神>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) 西岡 5 2 0 0 0 0
俊介 0 0 0 0 0 0
(二) 上本 3 0 0 1 0 1
(遊) 鳥谷 4 2 1 0 0 1
(一) ゴメス 3 2 3 1 0 0
(左) マートン 4 1 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
(右) 福留 3 1 0 1 0 1
(捕) 鶴岡 4 1 0 0 0 0
(中) 大和 3 0 0 1 0 1
(投) 藤浪 3 0 0 0 0 1
福原 0 0 0 0 0 0
高宮 0 0 0 0 0 0
新井良 1 0 0 0 0 0
呉昇桓 0 0 0 0 0 0

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(右) 長野 4 1 0 0 0 3
(中) 橋本 3 0 0 1 0 0
(遊) 坂本 4 1 0 0 0 0
(捕) 阿部 4 1 1 0 0 1
(一) アンダーソン 4 2 0 0 0 1
(三) 村田 3 1 0 0 1 0
(左) 亀井 4 1 0 0 0 1
(二) 片岡 2 0 0 0 0 1
セペダ 1 0 0 0 0 0
高木京 0 0 0 0 0 0
久保 0 0 0 0 0 0
ロペス 1 0 0 0 0 0
(投) 内海 2 0 0 0 0 2
江柄子 0 0 0 0 0 0
打二 井端 1 0 0 0 0 0

投手成績

<阪神>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
7 藤浪 27 6 1 0 6 1
2/3 福原 3 1 0 0 1 0
1/3 高宮 1 0 0 0 1 0
1 呉昇桓 4 0 0 1 1 0

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
6 2/3 内海 30 9 3 0 2 4
1/3 江柄子 2 0 1 0 0 0
1 高木京 3 0 0 0 2 0
1 久保 3 0 0 0 1 0

戦況

阪神は初回、先発内海哲也を攻め鳥谷の先制タイムリー2ベースで先制すると、続くゴメスがレフトスタンドでの2ランホームランで3点を先制。3回にもゴメスが今度はタイムリーで4点目を挙げた。阪神の先発藤浪晋太郎は6回まで無得点に抑えていたが、7回に阿部慎之助のソロホームランで1点を献上するとその後無死満塁の大ピンチを招いた。しかし代打のセペダを一塁ゴロ併殺打に仕留めるなど巨人の反撃を許さず、その後は3投手の継投で逃げ切った。
阪神は初のクライマックスシリーズファイナルステージで初勝利を挙げた。巨人はクライマックスシリーズファイナルステージ初戦は相性は悪く、7戦中6敗目になった。

巨人vs阪神 第2戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
阪神 0 0 2 0 3 0 0 0 0 5 10 2
巨人 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2 7 0

開始18:00 終了21:19 3時間19分 44,728人

勝:岩田(1勝0敗)
負:澤村(0勝1敗)
セーブ:呉昇桓(2セ)
本:[巨]井端1号(7回2点岩田)

打撃成績

<阪神>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) 西岡 4 1 0 1 0 0
関本 0 0 0 0 0 0
(二) 上本 3 1 1 0 1 0
福原 0 0 0 0 0 0
高宮 0 0 0 0 0 0
新井貴 1 1 0 0 0 0
走一 荒木 0 0 0 0 0 0
(遊) 鳥谷 4 2 2 1 0 0
(一) ゴメス 4 0 0 1 0 3
呉昇桓 0 0 0 0 0 0
(左) マートン 4 1 2 0 0 1
俊介 1 0 0 0 0 0
(右) 福留 4 1 0 0 0 1
(捕) 鶴岡 4 0 0 0 0 0
(中) 大和 4 2 0 0 0 0
(投) 岩田 1 0 0 2 0 0
新井良 1 1 0 0 0 0
走二 0 0 0 0 0 0

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(右)中 長野 3 0 0 1 0 1
(中) 橋本 3 0 0 0 0 0
打右 亀井 1 0 0 0 0 0
(遊) 坂本 3 0 0 0 1 1
(一)捕 阿部 4 0 0 0 0 2
(左) アンダーソン 4 1 0 0 0 0
(三) 村田 4 3 0 0 0 0
(二) 井端 4 2 2 0 0 1
(捕) 小林 1 0 0 0 0 1
ロペス 3 0 0 0 0 1
(投) 澤村 0 0 0 0 0 0
久保 0 0 0 0 0 0
大田 1 0 0 0 0 0
江柄子 0 0 0 0 0 0
矢野 1 1 0 0 0 0
青木 0 0 0 0 0 0
西村 0 0 0 0 0 0

投手成績

<阪神>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
7 岩田 28 6 1 0 6 2
1/3 福原 2 0 0 1 0 0
2/3 高宮 1 0 0 0 0 0
1 呉昇桓 4 1 0 0 1 0

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
4 0/3 澤村 20 4 3 1 3 4
1 久保 6 3 0 0 1 1
2 江柄子 6 0 1 0 1 0
2/3 青木 4 2 0 0 0 0
1 1/3 西村 5 1 1 0 0 0

戦況

阪神は岩田、巨人は澤村が先発した。3回、阪神は巨人先発澤村を攻めて、上本博紀と鳥谷の連続タイムリーで2点を先制。巨人も3回裏に阪神先発岩田から一死満塁と大きなチャンスを作るが、2番の橋本到が二ゴロ併殺打に倒れ、チャンスを生かせず。逆に阪神は5回には澤村が上本への危険球で退場となった直後、2番手の久保裕也から鳥谷が再びタイムリー、マートンにも2点タイムリーが飛び出し5-0と中盤で大きくリードする。岩田は7回にこの日スタメンの井端弘和に2ランホームランを許したものの、失点はその2点だけに抑えて、7回2失点と粘りの投球を見せた。その後は前日同様福原-高宮-呉のリレーで逃げ切った。阪神は2連勝。巨人は2012年以来の連敗スタートとなってしまった。

 

巨人vs阪神 第3戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
阪神 0 0 0 0 0 2 2 0 0 4 11 0
巨人 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 6 0

開始18:00 終了21:44 3時間44分 46,025人

勝:安藤(1勝0敗)
負:山口(0勝1敗)
セーブ:呉昇桓(3セ)
本:[巨]亀井1号(3回1点メッセンジャー)

打撃成績

<阪神>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) 西岡 5 1 0 0 0 0
松田 0 0 0 0 0 0
呉昇桓 0 0 0 0 0 0
(二) 上本 5 2 0 0 0 1
(遊) 鳥谷 5 2 0 0 0 1
(一) ゴメス 5 3 3 0 0 1
俊介 0 0 0 0 0 0
(左) マートン 2 1 0 2 1 0
荒木 0 0 0 0 0 0
(右) 新井良 2 0 0 0 0 1
打右 福留 2 1 1 0 0 1
(捕) 藤井 2 0 0 0 0 0
関本 1 0 0 0 0 1
鶴岡 1 0 0 0 0 0
(中) 大和 3 0 0 1 0 1
(投) メッセンジャー 2 0 0 0 0 1
新井貴 1 0 0 0 0 0
高宮 0 0 0 0 0 0
安藤 0 0 0 0 0 0
打三 1 1 0 0 0 0

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中)右 長野 4 0 0 1 0 3
(右)左 亀井 3 1 1 1 0 0
(遊) 坂本 4 0 0 0 0 1
(捕) 阿部 3 1 1 1 0 1
(左)一 アンダーソン 4 1 0 0 0 0
(三) 村田 3 0 0 0 1 1
走中 鈴木 0 0 0 0 0 0
(一) ロペス 4 2 0 0 0 1
走三 寺内 0 0 0 0 0 0
(二) 片岡 3 1 0 0 0 1
山口 0 0 0 0 0 0
久保 0 0 0 0 0 0
セペダ 1 0 0 0 0 0
マシソン 0 0 0 0 0 0
(投) 杉内 1 0 0 0 0 1
西村 0 0 0 0 0 0
井端 1 0 0 1 0 1

投手成績

<阪神>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 メッセンジャー 21 3 3 0 5 2
1/3 高宮 2 1 0 0 1 0
1 2/3 安藤 7 1 1 0 2 0
2/3 松田 4 1 0 1 0 0
1 1/3 呉昇桓 4 0 0 0 2 0

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 1/3 杉内 23 5 1 1 4 2
2/3 西村 4 1 1 0 1 0
1 山口 7 3 1 0 1 2
1 久保 4 1 0 0 1 0
1 マシソン 3 1 0 0 1 0

戦況

巨人は初回に阪神先発メッセンジャーから阿部のタイムリーでシリーズ初めて先制すると、3回には亀井善行がライトスタンドにソロホームランを放ち2点をリードし、CS3試合目で初めて主導権を握った。先発の杉内も5回まで無失点に抑えていたが6回にゴメスのタイムリーで1点を返され、尚もピンチを招くと原監督は西村健に投手交代。だが、阪神は代打に福留が同点タイムリーを放ち、試合は振り出しに。7回表には阪神が3番手の山口からチャンスを作り、再びゴメスが2点タイムリーを放ち逆転に成功する。巨人も8回に二死一塁二塁のチャンスを作るが追いつくことができず、9回も3連投の呉の前に三者凡退に終わり三連敗。 阪神はCS三連勝で日本シリーズ進出に王手をかけた。対する巨人は2年ぶりのクライマックスシリーズ3連敗となり、後がなくなった。

巨人vs阪神 第4戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
阪神 4 2 0 0 0 0 2 0 0 8 11 0
巨人 0 1 1 0 0 0 0 0 2 4 13 0

開始18:00 終了21:42 3時間42分 46,311人

勝:能見(1勝0敗)
負:小山(0勝1敗)
本:[神]マートン1号(1回3点小山) [神]福留1号(1回1点小山) [神]西岡1号(2回2点小山) [巨]亀井2号(2回1点能見) [巨]セペダ1号(9回1点呉桓) [巨]坂本1号(9回1点呉昇桓)

打撃成績

<阪神>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(三) 西岡 5 3 2 0 0 0
走三 0 0 0 0 0 0
(二) 上本 4 2 0 1 0 1
(遊) 鳥谷 4 1 0 1 0 1
(一) ゴメス 4 1 2 1 0 3
呉昇桓 0 0 0 0 0 0
(左) マートン 5 1 3 0 0 0
(右) 福留 5 1 1 0 0 0
(捕) 鶴岡 4 0 0 0 0 2
(中) 大和 3 1 0 1 0 0
(投) 能見 1 0 0 0 0 0
安藤 0 0 0 0 0 0
新井良 1 1 0 0 0 0
荒木 0 0 0 0 0 0
松田 0 0 0 0 0 0
新井貴 1 0 0 0 0 0
福原 0 0 0 0 0 0
関本 0 0 0 0 0 0

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 坂本 4 1 1 1 0 2
(二) 井端 5 1 0 0 0 0
(左)一 アンダーソン 4 3 0 1 0 0
(捕) 阿部 5 0 0 0 0 1
(三) 村田 4 1 1 0 0 1
(右) 亀井 4 1 1 0 0 1
(中) 長野 4 2 0 0 0 0
(一) ロペス 1 0 0 0 0 1
高木京 0 0 0 0 0 0
打左 大田 3 2 0 0 0 1
(投) 小山 0 0 0 0 0 0
笠原 0 0 0 0 0 0
打左 矢野 2 1 0 0 0 0
江柄子 0 0 0 0 0 0
橋本 1 0 0 0 0 0
久保 0 0 0 0 0 0
西村 0 0 0 0 0 0
マシソン 0 0 0 0 0 0
セペダ 1 1 1 0 0 0

投手成績

<阪神>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 能見 24 9 1 0 4 2
1 安藤 4 1 0 0 1 0
1 松田 4 0 1 0 0 0
1 福原 3 0 0 0 1 0
1 呉昇桓 6 3 0 0 1 2

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
1 1/3 小山 10 5 1 0 2 6
2/3 笠原 2 0 0 0 2 0
2 高木京 6 0 0 0 2 0
2 江柄子 8 1 1 0 0 0
1 久保 7 3 1 0 0 2
1 西村 6 2 1 0 0 0
1 マシソン 3 0 0 0 1 0

戦況

阪神は能見、巨人は小山が先発。阪神が初回にマートンの3ランと福留のソロホームランでいきなり4点を先制すると、2回にも西岡が2ランで巨人先発の小山をKO。阪神先発の能見も2回に亀井のソロ、3回に村田の犠牲フライで反撃に遭ったが、7回表ににゴメスの2点タイムリーで突き放した。9回裏に4連投となる阪神抑えの呉が代打セペダと坂本に連続ホームランを浴びるも、阪神がそのまま逃げ切って4連勝で日本シリーズ進出。阪神は鬼門となっていたCSを勝ち抜き、初の日本シリーズ進出となった。巨人は2007年に続く2度目のリーグ優勝しながらのクライマックスシリーズ敗退となった。巨人はエースの菅野が右ひじ痛で登板できなかったこと、阿部が18打数2安打、坂本が15打数2安打など主力打者の不調も響き、3年連続の日本シリーズ出場はならなかった。

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