【2010年パリーグファイナルステージ】福岡ソフトバンクホークス-千葉ロッテマリーンズ

2010年のパリーグのクライマックスシリーズファイナルステージは優勝の福岡ソフトバンクホークスとファーストステージを勝ち抜けた3位千葉ロッテマリーンズが対戦した。両チームがCSで対戦するのは2007年1stステージ以来2度目。ただし、パリーグプレーオフ時代には、2005年の第2ステージで対戦している。

なお、2009年までは2ndステージと呼んでいたが、2010年からファイナルステージと名称変更された。

ソフトバンクvsロッテ 第1戦

<ヤフードーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 7 0
ソフトバンク 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 4 0

開始18:00 終了21:23 3時間23分 35,118人

勝:成瀬(1勝0敗)
負:杉内(0勝1敗)
本:[ロ]大松1号(2回3点杉内)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 西岡 4 0 0 1 0 2
(中)左 清田 4 1 0 1 0 1
(二) 井口 3 1 0 1 0 2
(右) サブロー 4 1 0 0 0 2
(三) 今江 4 0 0 0 0 0
(指) 今岡 3 1 0 1 0 0
(一) 金泰均 3 2 0 1 0 1
(左) 大松 3 1 3 1 0 1
岡田 0 0 0 0 0 0
(捕) 的場 4 0 0 0 0 0

<ソフトバンク>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 川崎 4 2 1 0 0 0
(二) 本多 3 1 0 0 0 1
(左) 松中 2 0 0 2 0 1
(一) 小久保 4 0 0 0 0 2
(右) 多村 3 0 0 1 0 2
(指) ペタジーニ 3 0 0 0 0 2
打指 オーティズ 1 0 0 0 0 0
(中) 長谷川 3 0 0 0 0 0
(三) 松田 3 1 0 0 0 0
(捕) 田上 2 0 0 0 0 1

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
9 成瀬 33 4 3 0 9 1

<ソフトバンク>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
6 1/3 杉内 28 6 5 0 6 3
2/3 金澤 3 1 0 0 1 0
1 森福 4 0 1 0 0 0
1 甲藤 3 0 0 0 2 0

戦況

先発はソフトバンクは杉内、ロッテはファーストステージ第1戦から中4日の成瀬。ロッテは2回表、今岡と金泰均の連打で無死1,3塁から大松が3ランホームランを放ち先制。ソフトバンクは5回裏に1死2塁から川崎の適時打で1点を返すが、成瀬はその後1人も走者を許さず、結局9回を投げ切り完投でロッテが勝利。ソフトバンクにはアドバンテージの1勝があるため、両チーム1勝1敗のタイとなった。

ソフトバンクvsロッテ 第2戦

<ヤフードーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 2 3
ソフトバンク 0 2 1 0 0 0 0 0 × 3 4 0

開始18:00 終了20:31 2時間31分 35,876人

勝:和田(1勝0敗)
負:ぺン(0勝1敗)
本:[ロ]清田1号(1回1点和田)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 西岡 4 0 0 0 0 2
(中) 清田 4 1 1 0 0 2
(二) 井口 4 0 0 0 0 1
(右) サブロー 2 0 0 1 0 2
(三) 今江 3 0 0 0 0 1
(指) 今岡 3 0 0 0 0 2
(一) 金泰均 3 1 0 0 0 0
(左) 大松 2 0 0 0 0 1
青野 1 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
(捕) 的場 1 0 0 0 0 0
打捕 里崎 2 0 0 0 0 2

<ソフトバンク>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 川崎 4 0 0 0 0 1
(二) 本多 4 1 0 0 0 1
(左) 松中 4 0 0 0 0 0
長谷川 0 0 0 0 0 0
(一) 小久保 2 0 1 0 0 0
(右) 多村 3 1 0 0 0 0
(指) オーティズ 3 0 0 0 0 1
(三) 松田 3 0 0 0 0 0
(中) 江川 2 0 0 1 0 0
城所 0 0 0 0 0 0
(捕) 山崎 3 2 2 0 0 0

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
3 ペン 14 3 1 0 1 1
2 小野 7 1 0 0 0 0
2 薮田 6 0 0 0 1 0
1 3 0 0 0 1 0

<ソフトバンク>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
9 和田 30 2 1 0 13 1

戦況

第2戦の先発はソフトバンクはシーズン最多勝の和田、ロッテはペン。ロッテは1回表に清田がソロ本塁打を放ち先制。ソフトバンクは2回裏に多村の安打と三塁手今江の悪送球などで1死満塁とすると山崎がライト前に2点タイムリーを放ち逆転。さらに3回裏にも井口と的場の相次ぐ悪送球で本多が3塁に進み、ここで小久保が犠牲フライを放ち1点を追加。和田は3回以降は走者を1人も出さず、13三振を奪う好投で完投勝利。ソフトバンクが2勝1敗で再び白星先行とした。ロッテは和田の前にクライマックスシリーズ最少の2安打と打ちあぐねた他、3つのエラーが全て失点に絡む形となった。

ソフトバンクvsロッテ 第3戦

<ヤフードーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1
ソフトバンク 1 0 0 0 0 0 0 0 × 1 4 0

開始13:00 終了15:56 2時間56分 36,664人

勝:ホールトン(1勝0敗)
負:マーフィー(0勝1敗)
セーブ:馬原(1セ)
本:

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 西岡 4 1 0 0 0 0
(三) 今江 4 1 0 0 0 0
(二) 井口 4 0 0 0 0 0
(右) サブロー 2 0 0 2 0 1
(指) 福浦 2 0 0 0 0 1
打右 今岡 1 0 0 0 0 0
打指 岡田 1 0 0 0 0 0
(捕) 里崎 3 0 0 0 1 1
(一) 金泰均 4 1 0 0 0 1
(左) 大松 3 0 0 0 0 2
(中) 清田 3 1 0 0 0 1

<ソフトバンク>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 川崎 2 0 0 1 0 0
(二) 本多 3 1 0 0 0 0
(左) 松中 2 0 0 0 2 0
明石 0 0 0 0 0 0
(一) 小久保 4 1 0 0 0 0
(右) 多村 3 0 0 1 0 0
(指) オーティーズ 3 0 0 0 0 2
(三) 松田 3 1 0 0 0 0
(中) 江川 3 0 0 0 0 1
城所 0 0 0 0 0 0
(捕) 山崎 2 1 0 0 1 0

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
4 2/3 マーフィー 21 3 2 3 2 0
1 1/3 薮田 4 0 0 0 1 0
1 3 0 0 0 0 0
1 伊藤 4 1 0 0 0 0

<ソフトバンク>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 2/3 ホールトン 22 3 2 0 3 0
1 森福 5 1 0 1 1 0
1 1/3 攝津 4 0 0 0 1 0
1 馬原 3 0 0 0 2 0

戦況

第3戦の先発はソフトバンクはホールトン、ロッテは中5日でマーフィー。ソフトバンクは1回裏、川崎の四球、本多の犠打にマーフィーの悪送球が絡み、2死2,3塁からマーフィーのワイルドピッチにより3塁走者川崎が生還し無安打で1点を先制。その後は両チームともにチャンスであと一本が出ず、結果としてこの1点が決勝点となりソフトバンクの勝利。3勝1敗となったソフトバンクが日本シリーズ進出へ王手をかけた。ロッテは昨日に引き続き打線がソフトバンク投手陣に抑えられ、守備のミスが失点につながる結果となった。
この試合はプレーオフ・クライマックスシリーズ通じて初となる「両軍の打点ゼロの試合」となった。

ソフトバンクvsロッテ 第4戦

<ヤフードーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 1 0 1 0 1 0 0 1 4 8 0
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 7 0

開始13:00 終了16:24 3時間24分 36,235人

勝:渡辺俊(1書0敗)
負:陽(0勝1敗)
セーブ:小林宏(1セ)
本:[ロ]今岡1号(2回1点)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 西岡 5 2 0 0 0 0
(中)左 清田 4 0 0 0 0 0
(二) 井口 5 3 1 0 0 1
(右) サブロー 4 0 0 1 0 3
(三) 今江 3 1 0 0 0 0
(指) 今岡 2 1 1 0 0 0
打指 福浦 0 0 0 0 1 0
走指 田中 0 0 0 0 0 0
(一) 金泰均 3 0 1 1 0 1
(左) 大松 3 1 1 1 0 0
岡田 0 0 0 0 0 0
(捕) 里崎 2 0 0 2 0 1

<ソフトバンク>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 川崎 4 0 0 0 0 0
(二) 本多 3 1 0 1 0 0
(左) 松中 4 1 0 0 0 0
明石 0 0 0 0 0 0
(一) 小久保 4 1 1 0 0 1
(右) 多村 4 2 0 0 0 0
(三) 松田 3 0 0 0 0 2
オーティーズ 0 0 0 1 0 0
城所 0 0 0 0 0 0
(指) ペタジーニ 4 1 0 0 0 1
(中) 長谷川 2 0 0 0 0 0
打中 芝原 1 0 1 0 1 0
(捕) 山崎 4 1 0 0 0 0

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
8 0/3 渡辺俊 31 7 1 0 4 2
1 小林宏 5 0 1 1 0 0

<ソフトバンク>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
3 2/3 17 3 3 0 2 2
1 1/3 金澤 5 1 0 0 1 0
2 甲藤 9 2 1 0 2 1
2 藤岡 9 2 1 1 1 1

戦況

第4戦の先発はソフトバンクは陽耀勲、ロッテは渡辺俊。2回表にロッテは今岡のソロ本塁打で19イニングぶりの得点を挙げると、4回表には2死1,2塁から大松のタイムリーで追加点を挙げると、6回表には1死3塁から金泰均の遊ゴロの間に3塁走者今江が生還し1点、9回表には1死3塁から井口のタイムリー内野安打で1点を追加するなど、得点を重ねる。ソフトバンクは8回までは渡辺俊の前に手も足も出なかったが、9回裏に無死1,3塁から小久保の適時打による1点。渡辺俊から代わった小林宏から2死満塁とすると柴原が押し出し死球の1点で計2点を返す。なおも満塁で逆転サヨナラのチャンスを得るが、最後は山崎がキャッチャーフライに倒れゲームセット。ロッテがふみとどまり、通算成績を2勝3敗とした。

ソフトバンクvsロッテ 第5戦

<ヤフードーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 0 0 0 0 0 3 0 2 5 11 0
ソフトバンク 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 7 0

開始18:00 終了21:17 3時間17分 33,108人

勝:内(1勝0敗)
負:ファルケンボーグ(0勝1敗)
セーブ:小林宏(2セ)
本:[ロ]清田2号(9回2点森福)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 西岡 4 1 0 1 0 2
(中)左 清田 5 1 2 0 0 2
(二) 井口 5 3 0 0 0 0
(右) サブロー 4 1 1 1 0 2
(三) 今江 3 1 0 0 0 0
(指) 今岡 2 1 0 0 0 1
打指 福浦 1 1 1 0 0 0
走指 田中 0 0 0 0 0 0
打指 青野 1 0 0 0 0 0
(一) 金泰均 4 1 0 0 0 0
(左) 大松 4 0 0 0 0 2
(中) 岡田 0 0 0 0 0 0
(捕) 里崎 4 1 1 0 0 1

<ソフトバンク>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 川崎 4 0 0 0 0 2
(二) 本多 3 1 0 1 0 1
(指) オーティズ 4 1 1 0 0 1
走指 福田 0 0 0 0 0 0
(一) 小久保 4 2 1 0 0 2
(右) 多村 4 1 0 0 0 0
(左) 松中 3 2 0 0 0 0
走中 城所 0 0 0 0 0 0
ペタジーニ 1 0 0 0 0 0
明石 0 0 0 0 0 0
(三) 松田 3 0 0 0 0 1
(中)左中 長谷川 3 0 0 1 0 1
(捕) 山崎 3 0 0 0 0 0
李ボム浩 1 0 0 0 0 0

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
2 大嶺 10 2 2 0 1 1
3 1/3 小野 12 2 0 0 3 0
1 2/3 6 1 0 0 3 0
1 伊藤 5 2 0 0 1 1
1 小林宏 3 0 0 0 0 0

<ソフトバンク>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 大隣 17 2 0 0 7 0
1 0/3 ファルケンボーグ 5 2 0 0 1 2
1 攝津 7 3 1 0 0 1
1 2/3 森福 10 4 1 0 1 2
1/3 金澤 1 0 0 0 1 0

戦況

第5戦の先発はソフトバンクは大隣、ロッテは3か月ぶりの登板となる大嶺。ソフトバンクは1回裏、2死2塁から小久保が適時二塁打を放ち1点を先制。ソフトバンク先発の大隣は5回を2安打無失点に抑えるが、6回からファルケンボーグに交代すると、ロッテは7回表に無死3塁からサブローのタイムリーツーベースで同点とすると、さらに代わった攝津から1死3塁から代打福浦が右前適時打、さらに2死1,3塁から里崎が右越え適時二塁打を放ち、計3点を挙げ逆転に成功。ソフトバンクは8回裏に無死1塁からオーティズの適時二塁打で1点を返し、なおも無死2塁と同点のチャンスを迎えるが、小久保、多村、ペタジーニの3者が凡退し1点止まり。
ロッテは直後の9回表に清田が2点本塁打を放ちソフトバンクを突き放し、最後は小林宏が3者凡退に抑え勝利。ソフトバンクの救援投手陣を打ち崩したロッテが日本シリーズ進出へ逆王手をかけた。
アドバンテージ導入後の2008年以降のクライマックスシリーズ・ファイナル(第2)ステージにおいて、第6戦での決着は初となった。なお、ファースト(第1)ステージ勝者チームの王手も初となった。

ソフトバンクvsロッテ 第6戦

<ヤフードーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
ロッテ 0 0 0 0 4 0 0 3 0 7 10 1
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0

開始18:00 終了20:49 2時間49分 33,515人

勝:成瀬(2勝0敗)
負:杉内(0勝2敗)
本:[ロ]大松2号(8回2点ファルケンボーグ)

打撃成績

<ロッテ>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 西岡 5 1 0 0 0 0
(中) 清田 4 0 0 1 0 1
(二) 井口 4 1 1 0 1 1
(右) サブロー 3 0 1 2 0 0
(三) 今江 5 3 2 0 0 0
(指) 今岡 3 0 0 0 0 0
打指 堀内 0 0 0 0 0 0
打指 福浦 1 0 0 0 0 1
(一) 金泰均 4 1 1 0 0 2
(左) 大松 3 1 2 1 0 0
(捕) 里崎 4 3 0 0 0 0

<ソフトバンク>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(遊) 川崎 4 0 0 0 0 2
(二) 本多 4 0 0 0 0 0
(指) オーティズ 4 1 0 0 0 0
(一) 久保田 4 0 0 0 0 1
(右) 多村 3 1 0 0 0 1
(左) 松村 3 0 0 0 0 1
(三) 松中 3 1 0 0 0 0
(中) 松田 3 0 0 0 0 0
(捕) 長谷川 1 0 0 0 0 1
打捕 田上 2 1 0 0 0 0

投手成績

<ロッテ>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
9 成瀬 31 4 0 0 6 0

<ソフトバンク>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
4 2/3 杉内 23 4 4 1 2 4
1/3 森福 1 0 0 0 0 0
2 和田 7 1 0 0 1 0
1 ファルケンボーグ 7 4 0 0 1 3
1 攝津 4 1 0 0 1 0

戦況

最終戦の先発は初戦と同じでソフトバンクは杉内、ロッテは成瀬がともに中4日で先発。ロッテは5回表、制球の定まらない杉内を攻め2死満塁から井口が死球、サブローが四球と連続押し出しで2点、さらに今江が中前に2点適時打を放ち杉内をKO。ソフトバンクは6回から、第2戦完投勝利の和田を中3日で登板させる執念の采配を見せ、和田はこれに応え2イニングを無失点に抑えるが、打線は成瀬の前に沈黙。そして和田に代わって4番手のファルケンボーグが登板した8回、ロッテは1死2塁から金泰均の適時打、さらに続く大松の2ランで決定的な3点を挙げる。
第1戦に続いて2戦連続で中4日で先発した成瀬はソフトバンク打線を4安打無四球、二塁を踏ませず一度も得点圏に走者を許さない完璧な投球内容で113球の完封勝利。ロッテが4勝3敗で4勝先取となり、2005年以来5年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。対するソフトバンクはこのファイナルステージで本塁打ゼロに終わり、第4戦以降は救援陣も不調だった事などが響き、2004年以降のプレーオフから数えて6連続で敗退、2007年以降のクライマックスシリーズに限っても3連続で敗退となってしまった。
ロッテは、シーズン3位からの日本シリーズ進出チームとしてはプロ野球史上初の進出となった。
パ・リーグがプレーオフ制度を導入した2004年以降、両リーグでレギュラーシーズン勝率1位の球団が第2ステージで敗退し日本シリーズ進出を逃したのは、2004年のダイエー(西武に2勝3敗で敗退)、2005年のソフトバンク(ロッテに2勝3敗で敗退)、2007年の巨人(中日に0勝3敗で敗退)以来4例目。クライマックスシリーズでは2例目であるが、2008年以降のアドバンテージ制導入後における1位球団の敗退は、両リーグを通じて初めての事例となった。

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