【2007年セリーグ2ndステージ】読売ジャイアンツ-中日ドラゴンズ

2007年のクライマックスシリーズ、セ・リーグの2ndステージは、セリーグ優勝の読売ジャイアンツと2位中日ドラゴンズが東京ドームで対戦した。セリーグでは初めてのクライマックスシリーズであるが、この年のセリーグCSの2ndステージは優勝チームにアドバンテージがなく、5戦で先に3勝した方が日本シリーズ進出となっていた。

巨人vs中日 第1戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
中日 0 0 2 2 0 0 0 1 0 5 9 0
巨人 0 0 0 0 1 1 0 0 0 2 8 2

開始18:00 終了21:48 3時間48分 44,232人

勝:小笠原(1勝0敗)
負:内海(0勝1敗)
セーブ:岩瀬(1セ)
本:[中]T・ウッズ1号(4回2点内海) [巨]谷1号(5回1点小笠原)

打撃成績

<中日>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 荒木 5 2 0 0 0 0
(遊) 井端 4 1 1 0 0 1
(左)三 森野 4 1 0 1 0 2
(一) T・ウッズ 3 1 2 2 0 0
藤井 0 0 0 0 0 0
(三)一 中村紀 4 1 0 1 0 2
(右)左 李炳圭 4 0 0 1 0 0
(中) 平田 4 1 0 0 0 2
(捕) 谷繁 4 2 2 0 0 0
(投) 小笠原 2 0 0 0 0 1
井上 1 0 0 0 0 0
石井 0 0 0 0 0 0
鈴木 0 0 0 0 0 0
平井 0 0 0 0 0 0
新井 0 0 0 1 0 0
岩崎 0 0 0 0 0 0
岡本 0 0 0 0 0 0
岩瀬 0 0 0 0 0 0

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(右) 高橋由 5 0 0 0 0 1
(左) 5 1 1 0 0 0
(三) 小笠原 3 1 0 1 0 1
(一) 李承ヨプ 4 2 0 0 0 0
(遊) 二岡 2 1 0 2 0 0
(捕) 阿部 4 1 0 0 0 0
(中) 清水 3 1 0 0 0 0
打中 矢野 1 0 0 0 0 0
(二) 脇谷 1 0 0 0 0 0
打二 ゴンザレス 3 1 1 0 0 1
(投) 内海 1 0 0 0 0 0
ホリンズ 1 0 0 0 0 0
西村 0 0 0 0 0 0
木村拓 1 0 0 0 0 0
野間口 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
門倉 0 0 0 0 0 0
大道 1 0 0 0 0 1

投手成績

<中日>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
5 小笠原 22 5 2 0 0 1
1/3 石井 3 2 0 0 0 1
2/3 鈴木 2 0 0 0 0 0
1 平井 3 0 0 0 1 0
1/3 岡本 3 1 1 0 0 0
1 2/3 岩瀬 5 0 0 0 3 0

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
4 内海 23 6 4 0 4 2
2 西村 6 0 0 0 1 0
1 2/3 野間口 9 3 2 0 1 1
1/3 1 0 0 0 1 0
1 門倉 3 0 0 0 1 0

戦況

中日は小笠原が中三日で先発、巨人は内海が先発。中日は3回表二死満塁から谷繁のタイムリーで先制し、続く4回表にはウッズの2ランが出て、巨人の先発・内海から4点を奪い試合の主導権を握る。巨人は5回裏の谷のソロホームランなどで2点差に迫るが、中日は8回表に井端のタイムリーで再び突き放し、そのまま逃げ切り勝利。中日が初戦を制した。
なお中日の先発は、第1ステージに登板のなかった山井もしくは朝倉が有力とされていた。谷と二岡以外を左打者でスタメン起用するなど、山井か朝倉の右投手の先発を予想した巨人は、左投手の小笠原の先発に裏をかかれ、流れをつかめなかった。

巨人vs中日 第2戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
中日 0 1 0 2 0 0 3 0 1 7 14 1
巨人 1 0 0 0 0 0 3 0 0 4 7 0

開始18:00 終了21:49 3時間49分 45,074人

勝:川上(1勝0敗)
負:木佐貫(0勝1敗)
セーブ:岩瀬(2セ)
本:[中]李炳圭1号(9回1点上原) [巨]ホリンズ1号(7回3点川上)

打撃成績

<中日>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 荒木 5 2 1 0 0 0
(遊) 井端 3 2 2 1 0 1
(左) 森野 5 0 0 0 0 1
(一) T・ウッズ 3 1 0 2 0 1
上田 0 0 0 0 0 0
(三)一 中村紀 4 0 0 0 0 2
(右) 李炳圭 5 2 3 0 0 2
(中) 平田 3 0 0 0 0 2
立浪 1 0 0 0 0 0
藤井 1 1 0 0 0 0
(捕) 谷繁 5 4 1 0 0 0
(投) 川上 2 2 0 0 0 0
岡本 0 0 0 0 0 0
岩瀬 1 0 0 0 0 1

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中) 清水 4 0 0 0 0 0
(左) 3 0 0 0 1 1
(三) 小笠原 2 2 0 2 0 0
(一) 李承ヨプ 4 1 0 0 0 0
(遊) 二岡 4 1 1 0 0 0
(捕) 阿部 3 1 0 1 0 1
(二) 脇谷 3 1 0 0 0 0
矢野 1 0 0 0 0 0
(右) ホリンズ 4 1 3 0 0 0
(投) 木佐貫 1 0 0 0 0 0
0 0 0 0 0 0
木村拓 1 0 0 0 0 0
西村 0 0 0 0 0 0
山口 0 0 0 0 0 0
門倉 0 0 0 0 0 0
大道 1 0 0 0 0 0
豊田 0 0 0 0 0 0
上原 0 0 0 0 0 0
ゴンザレス 1 0 0 0 0 0

投手成績

<中日>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
7 川上 28 7 1 1 2 4
2/3 岡本 3 0 1 0 0 0
1 1/3 岩瀬 5 0 1 0 0 0

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
3 2/3 木佐貫 20 8 1 0 4 3
1 1/3 5 0 1 0 2 0
1 0/3 西村 8 3 1 0 0 3
2/3 山口 3 1 0 0 0 0
1/3 門倉 1 0 0 0 0 0
1 豊田 3 0 0 0 3 0

戦況

中日は川上、巨人は木佐貫が先発。巨人が初回に先制するも直後の2回表、井端の適時打で中日が追いつく。4回表には1死1塁、打者川上の場面で、バスターを敢行。ヒットとなりチャンスを広げると、荒木の適時二塁打、井端の犠飛で2点を挙げ勝ち越す。7回表には無死2塁で中村紀が犠打を行い、李承燁の野選を誘って巨人守備陣のリズムを狂わせると、李炳圭の適時三塁打などで、試合を決めた。巨人は7回裏、ホリンズの3ランで追い上げたものの、反撃もここまで。中日先発・川上は本調子ではなかったものの、援護点に恵まれて7回4失点ながらも勝利投手となった。中日が連勝で日本シリーズ進出に王手をかけた。逆に巨人は後がなくなった。

巨人vs中日 第3戦

<東京ドーム>

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
中日 0 0 0 3 0 0 1 0 0 4 6 0
巨人 0 1 0 1 0 0 0 0 0 2 7 0

開始18:00 終了21:17 3時間17分 46,081人

勝: 中田(1勝0敗)
負:高橋尚(0勝1敗)
セーブ:岩瀬(3セ)
本:[中]T・ウッズ2号(4回3点高橋尚) [中]谷繁1号(7回1点高橋尚) [巨]二岡1号(2回1点中田)

打撃成績

<中日>

ポジション 先攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(二) 荒木 4 0 0 0 0 0
(遊) 井端 3 0 0 0 1 0
(左)三 森野 4 1 0 0 0 1
(一) T・ウッズ 4 1 3 0 0 3
上田 0 0 0 0 0 0
(三)一 中村紀 4 1 0 0 0 2
(右) 李炳圭 4 0 0 0 0 3
(中) 平田 3 1 0 0 0 0
藤井 1 0 0 0 0 1
(捕) 谷繁 3 1 1 0 0 0
(投) 中田 3 1 0 0 0 2
岩瀬 0 0 0 0 0 0

<巨人>

ポジション 後攻 打数 安打 打点 四球 死球 三振
(中) 清水 3 0 0 0 0 1
矢野 1 0 0 0 0 0
(左) 3 2 0 1 0 0
(三) 小笠原 4 1 1 0 0 1
(一) 李承ヨプ 3 0 0 0 1 1
(遊) 二岡 4 1 1 0 0 2
(捕) 阿部 3 0 0 1 0 1
(二) 脇谷 3 0 0 0 0 3
豊田 0 0 0 0 0 0
上原 0 0 0 0 0 0
大道 1 1 0 0 0 0
古城 0 0 0 0 0 0
(右)中 ホリンズ 4 1 0 0 0 2
(投) 高橋尚 2 0 0 0 0 1
打二 木村拓 2 1 0 0 0 1

投手成績

<中日>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
7 2/3 中田 32 6 2 1 11 2
1 1/3 岩瀬 4 1 0 0 2 0

<巨人>

回数 投手 打者 安打 四球 死球 三振 自責
7 高橋尚 29 6 1 1 7 4
1 豊田 3 0 0 0 3 0
1 上原 3 0 0 0 2 0

戦況

中日は中田、巨人は高橋尚が先発。巨人が2回裏に二岡のソロホームランで先制する。中日は4回表、ウッズの3ランで逆転し、7回表には谷繁のソロ本塁打で突き放した。中日先発・中田は8回途中まで2失点の好投で、その後は岩瀬が巨人の反撃を抑え、最終打者木村拓也を三振に打ち取り勝利。中日は1stシリーズ、2ndシリーズ合わせてクライマックスシリーズ5戦5勝で2年連続となる日本シリーズ進出を決めた。
巨人はこの年2002年以来の優勝を果たすもクライマックスシリーズで3連敗となり、日本シリーズ進出はならなかった。また、この年はパリーグにあった優勝チームのアドバンテージ1勝分がセリーグにはなかった。セリーグ初のクライマックスシリーズでいきなり2位チームが優勝したこともあり、2008年からはセリーグも優勝チームにアドバンテージ1勝分が与えられることになった。

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